アメリカのテレビ局の「若手ゴルファーを支援しよう!」という趣旨で、賞金総額約2億6千万円のゴルフイベントが企画されました。4人のためだけに用意された賞金が、2億6千万円。そして、舞台となるのが、ニュージーランドを代表するゴルフ場です。
初日は、ベイオブアイランドにあるカウリクリフス。2日目は、ホークスベイにあるケープキッドナパーズ。アメリカゴルフダイジェスト社の評価では、ニュージーランド1位、2位のコースです。仙台にあるゴルフ場から、和歌山にあるゴルフ場へ移動するような離れた距離ですので、選手は飛行機で移動します。ダイナミックなゴルフイベント。出場選手は下記4名です。
| アダムスコット | アンソニーキム | ブラントスネデガー | ハンターメイハン |
|---|---|---|---|
| オーストラリア出身のアダムスコット(Adam SCOTT)。特徴は、モデル並みのルックス!
服は、高級ブランド「バーバリー(BURBERRY)」と契約しているので、ゴルフ雑誌だけではないところにもアダムスコットが登場しているんですが、まったく不自然に感じません。通称、ホワイトタイガー。 これは、アダムスコットがタイガーウッズに憧れ、タイガーの元コーチであるブッチハーモンに教わっていることからそう呼ばれています。 アダムスコットの通算優勝回数14回。彼の歴史を少し振り返ってみましょう。 大学を2年で中退しプロ転向した翌年の2001年1月、「アルフレッド・ダンヒル選手権」で欧州ゴルフツアーに初優勝。翌2002年には、マスターズに初出場ながら、9位の成績を残します。 2003年のプレジデンツカップ(2年に一度行われる「米国選抜」対「国際選抜」の対抗戦)では、当時23歳でありながら、オーストラリアの選手として、初めて「国際選抜チーム」に選ばれました。2004年からアメリカツアーに専念。第5のメジャー大会と呼ばれる「ザ・プレーヤーズ選手権」で優勝。2006年には全英オープン8位、全米プロ3位。いつメジャー制覇してもおかしくない選手の一人に挙げられるでしょう。 2008年はバイロンネルソン選手権で優勝。2008年8月4日現在、世界ランク8位。 |
韓国系アメリカ人、アンソニーキム(Anthony KIM)。プロ転向は、2006年。Qスクール(予選会)を13位タイで通過し、出場した2試合とも予選通過。うち1試合は2位という成績。翌2007年からツアー参戦がはじまりましたが、3位1回を含むベスト5フィニッシュを3回果たすなど大健闘。 そして2008年。実質2年目でありながら、5月のワコビア選手権で大会記録を3打も更新する堂々の初優勝。さらに、7月のAT&Tナショナルで2勝目を挙げるなど、2008年8月現在賞金ランク5位に位置しています。 「これ以上、飛ばせないというくらい飛ばしたい」。 これは、アンソニーキムがプロ転向会見で語った言葉。175センチというツアープロの中では小柄ながらも筋肉もりもりのキムは、ドライバーを軽く振っても300ヤード超を飛ばすロングヒッター。リードしていてもピンをデッドに狙っていく豪快さは、見ていて気持ちがいいですよね。 ナイキの帽子を取れば坊主頭で、一見やんちゃ風。先日のブリジストンインビテーショナル開会前には、大リーグ、ボストンレッドソックスの練習に参加して、60球近くも打撃練習したとか。筋肉痛が予選に影響したようで、「もう二度しない!」とコメントしているところが憎めません。 |
アメリカPGAツアー、2007年のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた、ブラント・スネデガー(Brandt SNEDEKER)。 2007年秋には来日して、ダンロップフェニックス、カシオワールドに参戦。それほど注目はされていなかったようですが、それでも、ダンロップフェニックスでは、5アンダーで5位タイ(優勝はイアンポールターで11アンダー)。カシオワールドでは、7アンダーで6位タイ(優勝は手嶋多一で13アンダー)、という上位成績を残しています。 2007年1月、スネデガー自身4戦目であったビュイック招待では、タイガーウッズと優勝を争い、単独3位と活躍。8月のウィンダム選手権ではピンをデッドに狙うプレーで、スコアを伸ばし続け、22アンダーでツアー初優勝を飾っています。 2008年の4大メジャーの出場権を得て挑んだ、4月のマスターズ。3日目を終えて単独2位で最終日は、優勝したトレバーイメルマンと最終組でプレー。77で結果的に3位に終わりましたが、パトロンたちの拍手に笑顔で応える姿は、印象に残っている人もいるのではないでしょうか。 2008年8月現在、賞金ランク44位。さわやかな笑顔をこれからも見せてほしいです! |
アメリカには、全米ジュニアゴルフ協会(American Junior Golf Association)があります。そのAJGAの年間最優秀選手(プレーヤー・オブ・ザ・イヤー)の歴代受賞者を見ていると、現在PGAツアーで活躍しているビッグネームがあります。 フィルミケルソン(1986〜1988年)、デビッドデュバル(1989年)、タイガーウッズ(1991〜1992年)、今田竜二(1995年)、チャールズハウエル(1996年)、女子でも、ポーラクリーマー(2003年)、モーガンプレッセル(2005年)。 そんな中、1999年に受賞したハンターメイハン(Hunter MAHAN)。 オクラホマ州立大学時代には全米アマ2位。全米学生選手権3位。2003年にプロ転向し、4年目となった2007年には、トラベラーズ選手権で初優勝し、プレジデンツカップの代表にも選ばれた選手です。 2008年6月に行われたトラベラーズ選手権でも2位に入っている、ハンターメイハン。きっと舞台となるTPCリバー・ハイランズ(コネチカット)が合っているのかもしれませんね。ジュニア時代から評判の選手。2008年はさらに花を咲かしてくれるのかどうか楽しみです。2008年8月現在、賞金ランク27位。 |
北島ノースランドのカウリクリフスで行われた初日は、ブランドスネデガーが6アンダーでトップ。つづいてアンソニーキムが4打差2アンダー、ハンターメイハンがトップと5打差の1アンダー、アダムスコットは1オーバー。カウリクリフスの雄大な舞台に4者4様となっていました。ネイピアのケープキッドナパーズへ舞台を移して行われる2日目(最終日)、選手たちの様子はどうだったでしょうか。
2004年開場のゴルフコース。北島ネイピアの東、アホウドリの生息地として有名なケープキッドナパーズにあるゴルフ場で、世界ランクはニュージーランドの中で一番と言われている。広い敷地の中に点在するフェアウェイは開放感あふれ、壮大なゴルフができる。フェアウェイの芝はじゅうたんのようにふかふか。フェアウェイの傾斜、グリーンを囲むバンカーの形、配置。グリーンオンを狙う挑戦欲をかきたてられる。グリーンの大きさや形もホールによって異なり、カップの位置によっては2パットが難しくなる。ティグランドの位置は全部で5つ。最も長いブルーティを使うと、7,137m(7,851y)。それもパー71。
ゴルフコースのゲートがオープンして、ギャラリーが練習場へ足を運ぶと、すでにボールを打っていたのが初日トップのブラントスネデガーでした。2008年マスターズで最終日最終組を歩いたスネデガーのスイングは、ゆったりと柔らかいテンポ。フィーリング重視という雰囲気が漂っていました。
そんなころ、クラブハウスから出てきたのが、アンソニーキムとアダムスコット。まずはパッティンググリーンへ向かい、ウォーミングアップをパットからはじめるようでした。さらにハンターメイハンもパッティンググリーンにやってきて、3人がパット練習、ブラントスネデガー1人がボールを打っているという光景でした。5分ほどすると、アダムスコットとハンターメイハンが練習場へ移動。アンソニーキムは、パッティンググリーンでipodのイヤフォンを耳から垂らしてキャディさんと笑顔で会話しながらリラックスしています。
短いクラブからスイングをはじめるアダムスコットとハンターメイハン。徐々にクラブを長くしていきますが、速いヘッドスピードとピタリと決まるフィニッシュは、さすがトッププロと感じるスイングでした。1球1球アドレスをほどき、後方から目標確認してアドレスに入るアダムスコット、機械のように精密に、そしてリズミカルにスイングをつづけるハンターメイハン。並んでスイングする二人の姿は、教科書を見ているような風景でした。
そのころアンソニーキムは、アプローチエリアへ移動し、バンカーをめがけて、またバンカー越えのアプローチショットを繰り返していました。そばにはキャディさん。笑顔で会話しながら練習する姿は、試合前と感じさせない友達と喫茶店にいるような雰囲気です。
練習場でドライバーのチェックを終えた3選手は、アプローチで仕上げ、パッティンググリーンへ。ようやくアンソニーキムが練習場でボールを打ち始めました。グリップをかなり余してスイングするアンソニーキム。その割りに、ボールははるか彼方へ飛んでいきます。飛ばし屋アンソニーキムのうわさは本当ですね。ボールを使い切ったほかの選手と違って、アンソニーキムはほんの10球ほどで練習を終え、パッティンググリーンの脇に座って休んでいる様子。トッププロとはいえ、スタート前の練習スタイルは千差万別ですね。
| 流れるようなスイングで打ち続けるブラントスネデガー。キャディさんは、日焼け止めクリームをスキンヘッドに塗りこみながらボールの行方を確認。 | アイアンショットの確認をする手間のアダムスコットと奥のハンターメイハン。二人とも美しいフィニッシュがピタリと決まっていました。 | アンソニーキムのパッティング練習。ボールを3球用意し、3〜4メートルの距離を繰り返し練習していました。崩れない五角形が見事です。 |
| タイトリスト契約プロのアダムスコットはAP-1アイアンを手に、鋭い視線を送っていました。 | ハーフスイングのようにクラブを短く握ってスイングするアンソニーキム。しかしかなりの飛距離。 | ショットの調整を終えたブラントスネデガーはパッティンググリーンで仕上げを行います。 | ハンターメイハンの美しいフィニッシュ。上下ウェアからベルトまでアンダーアーマーとの契約。 |
始球式に現れたのは、Sirボブチャールズ。
ニュージーランドで、「Sir」と名づけられるのは偉大な人間という証で、ほかにはエベレストに上ったSirエドモンドヒラリーさんがいますね。
始球式といっても、カラーボールをバコぉ〜ん!と打つわけではありませんでした。タイトリストのキャディバックをしっかり用意して、キャディさんを連れています。コースメモを見ながら、狙いどころを決め、ドライバーを抜き、バチッと打っていきました。
(あれ?ボブチャールズも一緒にプレーするんだっけ?)と思ってしまうほど、これから18ホールをプレーするような雰囲気が漂っていました。さすがは、1963年に全英オープンを制覇したトッププロですね!!
さて、いよいよ、4名のPGAのプロ達が1番ティーショットを打っていきます。初日のスコアが悪かったプレイヤー順です。まずは初日カウリクリフスでスコアが+1だったアダムスコットからです。
クラブヘッドの大きさから推測するとスプーンで打ったアダムスコット。ボールは、フェアウェイを転がり、ベストポジションへ。つづいて打ったハンターメイハンは左のラフへ。アンソニーキムは右のバンカー方面。そして初日トップのブラントスネデガーはフェアウェイのベストポジションキープ。
ニュージーランドを代表するゴルフコース、ケープキッドナパーズですが、ここまで人が集まることはなかったのでしょうか。1番ホールに集まった大勢のギャラリー。4人のティーショットが終わると、フェアウェイは人だかりです。セカンド地点。アンソニーキムはバンカーからのショットをどうイメージするのでしょうか。距離も170ヤード以上は残っていたようですが、そのセカンドショットをベタピンへオン。いきなりバーディチャンスです。左ラフからのハンターメイハンは左の林が邪魔になってグリーンオンさせることができません。ベストポジションからのブラントスネデガー、飛ばしたアダムスコットは2オンでそれぞれバーディチャンス。大きな広さと微妙なアンジュレーションのあるグリーン、誰もパット決められず、ハンターメイハンはボギースタート。3人はパーでのスタートとなりました。さてどんなゴルフが見られるのでしょうか。キウィチャレンジ2日目最終日スタートです。
| 1番ホール、右のフェアウェイバンカーから2打目を打つアンソニーキム。ボールはベタピン。 | アダムスコットは、スプーンのティーショットでここまで飛ばしていました。2オンのパー。 | 3人のキャディーが見守る中でのアンソニーキムのバーディトライ。惜しくも外れてパー。 |
アダムスコットといえば、高級ブランドバーバリーと契約していることでも有名で、その風貌はまさにモデルのよう。1番パーのあと、2番パー5では、セーターを脱ぎ、上下黒のウェア姿になっていました。ラフからのセカンドショットをグリーンをそばまで運びましたが、バーディパットを決められずパー。ティーショットはアンソニーキムと並んでビックドライブでしたが、バーディチャンスをなかなか決められていませんでした。8番パー5のバーディが少ない見せ場だった気がします。それでも、歩いているだけでも様になるアダムスコット。世界的に有名なゴルファーですね。
初日トップに立っていたブラントスネデガー。見た目も、スイングも派手さはないので、どちらかというと、地味で堅実ゴルファーの印象が強いプレイヤー。手堅くパーを重ねていましたが、初日のカウリクリフスと違ってバーディを奪えず、後半に入り、アンソニーキムとハンターメイハンに抜かれる形になってしまいます。それでも、シンプルでフィーリングを大切にしたスイングは、間違いなくアマチュアでも見本となります。
ニュージーランドでもっともプレー費が高いケープキッドナパーズでの2日目。PGAツアープロたちがどのようにプレーするのか楽しみな前半は、バーディが少ない静かな展開。パーセーブがつづいていきます。ケープキッドナパーズのアンジュレーションがあるグリーンは、乗せるだけではバーディが取れず、落としどころを選んでグリーンに乗せる必要があります。そういう難しさを感じさせる前半の動きでした。そんな中、前半最後の9番ホールでベタピンにつけたのがアンソニーキム。アンソニーキムのチャージがはじまります。
| 5番パー4。グリーンへ向かうアンソニーキムとグリーンを囲むギャラリー。 | 6番227ヤード、パー3。グリーン左側には太平洋が広がる絶景ホール。 | 7番パー4。フェアウェイの落としどころは見えないが、グリーン周りにはバンカーが点在。 |
| 9番パー4。アンソニーキムのティーショットはここまで飛ばしてセカンドショット。 | グリーン上へ向かうアンソニーキム。ボールはベタピンバーディチャンス。 | バーディーを決めて、笑顔で次のホールへ向かうアンソニーキム。 |
朝の練習場からニコニコ風のアンソニーキム。初日トップのスネデガーとの4打差をどう縮めていくかが見所のひとつでしたが、その機会は2打差まで詰めた12番パー3でやってきました。グリーンをショートしたスネデガーが寄らず入らずのボギー。一方、アンソニーキムは、3メートルにつけたチャンスを見事決めてバーディ。ついにトップに並んだのでした。2日間の大会ということで、熱いトーナメントというより、イベント志向が高く感じた今回のキウィチャレンジ。しかし、ここでトップが並んだことにより、優勝者の行方が予測できない見る側にとっては面白い展開がはじまったのでした。
| 11番パー3。アンソニーキムのバーディパット。 | しっかり決めて、ギャラリーの声援にこたえる。 | 笑顔がさらにニッコリ。5アンダーでトップに並ぶ。 |
| 打球の行方を追うアンソニーキム。 | ブラントスネデガーのフォロースルー。 | アダムスコットのフォロースルー。 |
2日目のスタート時、4打リードのブラントスネデガーをアンソニーキムがどうやって追いつけるか?という注目がありましたが、アンソニーキムのバーディラッシュに続いていたのが、ハンターメイハン。前半9ホールの動きはありませんでしたが、バックナインのそれも終盤に猛チャージ。14番、15番の連続バーディでアンソニーキムに3打差に迫ると、16番パー5で2オンに成功して、下り4メートルのイーグルパットを決め、バーディのアンソニーキムに1打差。さらに、17番でバーディを奪取し、ついにトップに並んだのでした。
| アンソニーキムとアダムスコットが見守る中、ハンターメイハンは下りのイーグルパットを見事決める。 | トップがアンソニーキムで7アンダー。6アンダーで、ブラントスネデガーとハンターメイハンがつづく。 | 17番のハンターメイハン。上りの6メートルのバーディパットを決めて、7アンダーでトップに並ぶ。 |
| ハンターメイハンの切れ味抜群のアイアンショット。 | ブラントスネデガーの変わらないポーカーフェイス。 | どんな仕草も格好よく決まるアダムスコット。 | 18ホール通して、ニコニコ笑顔のアンソニーキム。 |
流れに乗ったハンターメイハン、18番ホールでもグリーン左サイドの傾斜を利用して2メートルのバーディチャンス。アンソニーキムもピンの右側バーディチャンスにつけ、バーディ合戦の模様。先に決められるか?ハンターメイハン。バーディパットは、惜しくもカップの左側を通り過ぎて、パー。つづいて、アンソニーキム。決めれば優勝のバーディパットでしたが、カップの右側を抜けて、こちらもパー。共に惜しいバーディパットを逃して、勝負はプレーオフへと進みます。
| 2メートルのバーディチャンス。惜しくも左へ外してパー。 | アンソニーキムの遠くを見つめる悔しい表情。 | キャディさんと慎重にラインを読むハンターメイハン。 | 1メートルのウィニングパット。右へ外してパー。勝負はプレーオフへ。 |
初日トップに立ちながら、逆転を許したブラントスネデガー、2日目も本調子の出なかったアダムスコット。プレーオフに出ない二人は、アテストを終えると、早々とクラブハウス内へ消えていきました。一方、プレーオフに残った、ハンターメイハンとアンソニーキムは、乗用カートに乗って、18番ホールのティグランドへ。共に、フェアウェイへティーショットを運ぶものの、セカンドショットが勝負を分けました。先に打ったハンターメイハンは、正規18番ホールと同じように、ピンの左サイドへバーディチャンス。ビッグドライブのアンソニーキムは、内側につけたかったところですが、アイアンの番手違いか、ピンを大きくショートしてオン。かなり距離の長いバーディパットを残してしまいました。そのロングパットを微妙な距離、1.5メートルショート。ハンターメインのバーディチャンス。決めれば優勝でしたが、先ほどと同じように、外してパー。アンソニーキムは、並んで再度プレーオフへ進めるか?というところでしたが、そのパーパットを外して万事休す。初代チャンピオンは、ハンターメイハンに決まり、賞金1億円を獲得しました。
| 4メートルのバーディパットを外したもののパー。 | アンソニーキムはパーパットを決められず万事休す。 | NBCのインタビューを受けるハンターメイハン。 |
キウィチャレンジは、2日間、4人のプレイヤーのためだけに開催された競技であり、舞台となる2コースもニュージーランドを代表するゴルフ場なので、どちらかというとお祭り的志向が強かった気がしていました。初日のカウリクリフスを終えて、ブラントスネデガーが4打差をつけていたので、2日目(最終日)ケープキッドナパーズでどのような結末を迎えるのか楽しみにしていましたが、アンソニーキムとハンターメイハンのバーディラッシュ。それも終盤のチャージで、ドラマティックな展開が繰り広げられました。詰め掛けたギャラリーも大喜びでした。
距離の長いケープキッドナパーズをPGAトッププロがどのように攻略していくのか見所でしたが、世界のトッププロたちは簡単そうにプレーしていた気がします。やはり一番の印象は飛距離。300ヤード超えのビッグドライブが打てれば、セカンドショットも比較的易しくなるだろうと感じました。カウリクリフスもそうですが、ここケープキッドナパーズもグリーンコンディションの素晴らしさは評判で、このキウィチャレンジのために準備された舞台は見事でした。プロのパットを見ていると、触るだけのタッチでもだいぶ転がっているようでした。それでもショートパットを外すシーンがいくつか見られたのは、グリーンの難しさと思えます。
2008年が第1回ということで開催されたキウィチャレンジ。次回2009年も開催されるようですが、舞台はケープキッドナパーズで2日間となるようです。出場選手は、ディフェンディングチャンピオンのハンターメイハン、プレーオフで破れたアンソニーキムのほか、ショーンオヘアとカミロビジェカスの4人です。PGAトッププロの勇姿を楽しみたいです。
(文・写真 ナビゲーター きょうじ)