ニュージーランドのゴルフ場 北島 NORTH SHORE Golf Club
オークランドでも高級住宅街として有名なノースショア市の看板コースが、ここノースショアゴルフ場です。敷地の西側は、ワイテマタ湾の支流となっているルーカスクリーク(入り江)に面しています。
街中からですと約20キロ、車でおよそ20分で到着する好立地。
コースは、27ホール用意されていて、1番〜9番ホールは「Redコース」、10番〜18番は「Blueコース」、19番〜27番は「Goldコース」と呼ばれています。27ホールをまんべんなく開放しており、18ホールをプレーするときは、「Red→Blue」、「Blue→Gold」、「Gold→Red」のどれかをゴルフ場のほうで自動的に決めてくれます。
白ティからプレーすると、どの9ホールも、2,900m(約3,190yard)前後なので、距離はそれほど長くありません。それでも、ストレートホールはほとんどなく、軽いドッグレッグから、90度ドッグレッグがあったり、ブラインドホールもあるので、戦略性があります。アップダウンも多少あるので、フェアウェイの平らな所は少なく、いろいろなライからのショットが要求されます。
OBやウォーターハザード(ラテラル含む)があったり、フェアウェイ左右にそびえる木々があったり、適度なプレッシャーになっています。そして、コースの面白さを際立てているのがバンカーです。アゴはそれほど高くありませんが、ティーショットの落としどころに配置してあるので、いやらしい雰囲気があります。
フェアウェイコンディションはとても良く、ファーストカット、つづいてラフとつづきます。ラフはそれほど深くありませんが、木々にさえぎられることのほうが厄介です。
グリーンコンディションもGOOD!
ホールによって大きさや形は様々で、十分に楽しめます。グリーンを3分割し、ピンポジションはスコアカードに書かれているので、ピンの位置に応じて残り距離を判断することが必要です。また上り下りのホールは、グリーンの傾斜が惑わせられることもあるので、客観的にラインを読むことが求められます。
名物ホールをいくつかご紹介。
「Redコース」では4番ホール。ルーカスクリークに向かって打つ感覚がある打ち下ろしのパー3です。距離は129mですが、右サイドと奥はバンカー、左に落とすと砲台グリーンを狙うことになります。
「Blueコース」ではまず13番ホール。スコアカードの表紙にもなっている池越えのパー4ホールですが、右前方への追い風だとワンオンを狙えそうですが、そうでないと池を確実に避けるティーショットが必要となります。グリーンも中央部にくぼみがあり、落とし場所にも要注意。そして15番ホール。Sの字を描くようなフェアウェイで左サイドはすべて赤杭ラテラル、正面コーナーにはバンカーが待ち構えています。フェアウェイに落とせたとしてもグリーンは、ノースショア最大縦幅の39m。フェアウェイから見えない奥の部分までグリーンです。もうひとつ17番ホール。距離は短いほうですが、フェアウェイ中央に配置されたバンカーのために難易度を増しています。バンカーを避けて右ルートを選ぶか、バンカー左を狙っていく、2本の攻略ルートがあります。
「Goldコース」では24番ホール。ほぼ直角に曲がる右ドッグレッグホールは、ワンオンを狙うには、コーナーの木々が邪魔なので、スライスショットを打たねばなりません。しかし曲がり損ねると、フェアウェイを付きぬけ木々の中へ。またおそらくもっともフェアウェイに配置されたバンカーの数が多いホールではないでしょうか。ドライバーでチャレンジするか、短いクラブで狭いフェアウェイを狙うか、このホールも戦略性があります。
どのホールも、趣向を凝らしているので、飽きることなくプレーを楽しめるでしょう。